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秒速5センチメールという映画を知っているだろうか。

「君の名は。」の新海誠監督の作品であり、ストーリーを簡単に説明すると幼少期ラブラブだった男女が引っ越しを機に離れ離れになり、男の方は女の子のことを「いつでも探しているよ~(山崎まさよし)」と大切に思っていたが女の子の方は未練なく「他人と結婚しますw!」というオチの鬱映画だ(かなりざっくり)

女性は過去の出来事を思い出としてサラッと消化できるが男性はズルズルと引きずってしまうということを伝えたかったのだろうか。私にはあまり理解できなかった。

ニコニコ動画に何故かfullでUPされていたのでリンクをこっそり紹介しておく(小声)→秒速5センチメートル

さて この映画の何が私に関係しているかというと、私も幼少期の頃頻繁に引っ越しをし、そしてその度会えなくなった女の子と文通をしていたからだ。

とは言っても映画のように特定の1人とねっとり文通していたわけではなく、小学校低・中学年の頃に知り合った複数人の女の子(6人くらい)と広く文通していた。

その誰もが引っ越し先の地域で私に優しく接してくれた友達であり、会えなくなってからも年賀状やら手紙やらで届く手紙に私は全て誠心誠意返事をしていた。

しかし小学校高学年ぐらいから精神がまいる時期があり、とても手紙なんかを書ける状態ではなかった。そしてその辺りから私は次々に例年通り届く手紙を無視し続け、5年間も返さなくなった頃、誰1人からも一通も届かなくなった。

そしてさらに月日が経ち、高校生の夏休みに入った。私は昔自分がいた地域に久しぶりに行ってみたいと思い、1人だけの旅行計画を立てた。とりあえず一番近い自分が住んでいた都道府県まで、映画のように路線図で線を引いて一泊二日の旅行に出かけた。

出発の際に私は昔届いていた、1人の女の子の手紙に書かれた住所を携帯のカメラで撮っていた。もし時間があれば観光ついでに訪れてみて、会って、恋に発展して.....などという妄想があったからだ。いや、恋に発展して.....とかいうよりは昔のような好意が今もあることを期待していたのだと思う。

秒速5センチメートルを既に見ていた高校生の私は、全く会う約束もしていなのに桜の木の下でチューしたり納屋で二人きりになる気持ち悪い妄想をしながら3時間電車に乗った。

到着したのは土曜日の昼で、街の過疎の深刻さに驚いたことを覚えている。昼なのに誰もおらず、商店街はシャッター街。とりあえず新しくできていたイオンのマクドナルドに行き、ベーコンレタスバーガーを食べた。

馴染みのある建物はほとんど無くなっている。これはあの子に会いに行くしかやることがないと思い、手紙の住所を確認して「行くぞ!」と覚悟を決めた。




そして住所の家に着いた。

その女の子の家には何度も遊びに行ったことがあったのだが、家は立て替えられており小さな古い家から庭付きの大きな家にグレードアップされていた。

そしてここで問題が一つ発生する。

インターホンが無いのである

いや、あるにはあるが門を開けて庭を通った先にある玄関にドアがありインターホンがある。その距離が異様に長い。

ファッ!?なんで敷地に入らないとインターホンがないんだ!?」とか思いながら私はベルを押せずにいた。

郵便ポストだけが門のところにあり、たしかにセールスマンとか宗教の勧誘を受け付けないのには良い構造かもしれない.....とか思いながら小一時間私は家の目の前で携帯を触りながらどうしようかと悩んでいた。

古い友人ではあるが私にこの門を開けて敷地内に入り、インターホンを押す権利はあるのか?そもそもお前誰ってなる可能性もあるし何も言わず来て反応に困るだろ.....いやいやあの子にとっては嬉しいかもしれない(自意識過剰)と悩みに悩んでいたいたそのとき、

後ろから高齢の女性二人に話しかけられた

「お兄さんなにしてるの?」

私は驚いたが、

秒速5センチメートルを見て全身黒コーデにし、過疎地域で携帯を触りながら豪邸の目の前で張り込む姿は正に不審者そのものであった。

私はキョドりながらも、その時初めて自分が「怪しい奴」と老人二人のおかげで客観視することができた。

私は「観光に来た高校生」と正直に話すと彼女らはそれ以上追及せず、それどころか何故か打ち解け三人で仲良く立ち話をすることになった。何故か昔から老人と子供に好かれる癖をその時初めて良かったと思った。

そして数時間くらい話をした後、何故かキュウリの漬物を貰いその場を去った。「わざわざ婆さん2人とお喋りをするためにここまで来たのか」とニヤニヤしながら歩いていると、目の前から1人の女性が歩いてくるのが見えた。


ん?


ド田舎に似合わない派手な金髪


ピアス。


ヘソを出した露出の多い服装。



田舎にもこんな派手な人がいるのか。



いや、田舎だからいるのか?と思いながら横を通り過ぎる。





その時彼女とふと目があった。





.....ッ!!!?!!?!!!




あれはっ.....まり子ちゃん(仮).....!?






間違いない。あれは紛れもなく手紙をやりとりしていたあの子、まり子ちゃんだった。



まり子ちゃんは横を通過していったが




「今振り向けば、あの子も振り替える」



と確信していた私は



躊躇なく後ろを一瞬で振り返った。












その時なんとまり子ちゃんは!!!!


















躊躇なく家の門ガラガラッっと開けて家のインターホンを押していた。



あぁそうやって鳴らすのね



彼女の瞳には私には一切映っていなかった


時間は土曜日夕方の7時頃。女友達と遊ぶならあんな気合いの入った服装はしないだろう。

.....。


その後、予約していたビジネスホテルに泊まり、田舎の凄く綺麗な景色に感動しながら寝た。

そして家に帰り友達にこの話を9割くらい美化して話し、「『秒速5センチメートル』と俺めっちゃ重なるわぁ~w」と言って「お、おう」みたい反応をされた。







えーまあ

二時間くらい待ったんですけども

そもそも参加者が誰1人居ませんでした。

一体何が駄目だったんでしょうかね

秒速5cmに失敗した男 



おわり








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