聞いてくれ…

日曜なのに今日も頑張って働いたんだ…

しかし本当に泣きそうだ…もぅお仕事やめたい...


俺は零細不動産屋で働いているんだが、今日は600万円くらいの中古マンションのお客様案内に行ったんだ。

大体自分が案内に行かされる時は、お客さんに何か問題があったり金持ってないのにとりあえず内覧したいみたいな"変な人"が多いんだ。

そんで案の定行ったら住宅ローンが到底組めない、自己資金無しの年金暮らしの80代くらいの老夫婦が来て、"これはこうですよ~"みたいな案内をしてたんだ。


すると何を思ったのか、おじいさんの方がいきなりトイレに入ってカギを閉めたんだ。

俺は一瞬「なんで閉めたんだ?」と思ったが、まさか用を足すわけ無いよな、鍵のチェックしただけだよな?と思った。

そのトイレはリフォームしてあって新品で、もちろん客が用を足していい訳がない。

俺はまさかと思い全力でおじいさんの入ったトイレにノックしたが、「ブリュリュリュッ」って音がするだけで返事が全くない。

ノックを続けて3分くらいしたらやっとおじいさんがでてきて一言、

「これ水ながれないよ。」


俺は「何を言ってるんだコイツ...」と思ったがトイレを見て全てを理解した。

その爺さんは使っちゃいけない新品のトイレに用を足していた。(小)

俺は頭が真っ白になったが、と、とりあえず流すか...と思ってレバーを引いたが水が出ない。

おばあさんの方は「やだぁ~父さんこれ使っちゃいけないやつ」みたいなことを言っている。

そんでなんだかんだでその老夫婦は、「やっぱ高いんで辞めます(笑)」みたいなことを言ってそのあと即帰っていったが、そこから地獄の時間が始まった。

とりあえず店に電話すると店長は「ファッ?」みたいなことを言ってしばらく無言になった後に、「...掃除しろ」と言ってきた。

俺は「え?ここ掃除道具も無いですよ?」と言ったが「ちゃんとお前が見てなかったのが悪い...やれ。」みたいなことを言われた。

ちなみにその物件は他社のお客さんの物件を借りて案内しているという状況なので、当然他人の持ってる家を汚すのはヤバい。でもここにいるのは自分だけなので、当然自分しか掃除できる人はいない。


結果から言うと、掃除したよ。

時刻は夜7時。仕方なく隣のホームセンターにいってまず掃除用具を買った。更にその買い物している最中に店長から「その家の中の水道は使うなよ。」と言われたので俺はスーツ姿にバケツと掃除用具を持って30分歩き、近くの公園で水を汲んでその物件に戻りその爺さんがした尿をティッシュと水とスプレーで手で掃除、水が無くなればまた公園に行き水を汲んで戻るというのを1時間かけてやり、全て掃除が完了しトイレを新品同様に戻したのは夜8時半頃。そこから借りた鍵を他の店に返しに行き家に帰ったのは夜の10時半。店長にも不注意だと怒られ上司からは爆笑され、誰からも感謝されず駅のホームに立ったとき、ずいぶんと線路と自分の距離が近いことに気付いた。頭のなかではずっと「これは負けイベントだ...」と思いながら電車に乗り、間違って逆方向の電車ということに30分気づかず、更に戻るときに焦って階段でコケてスーツのズボンが破けてしばらく駅のホームのベンチで動けなかった。今帰宅して限界で座ってこの文章を書いているが今から料理して洗濯して風呂入って明日7時くらいに起きて飯食って歯を磨いて出勤する余裕は無い。明日会社行かないか、辞めるか、風呂入らずにこのまま玄関で寝て臭いまま出勤するかのどれかだ。この前YouTubeの"セルフネグレクト"のドキュメンタリーを見たが今はそんな気分だ。無気力感と悲しさと惨めさを感じる。逆境男と言っているがカイジみたいに逆境に強くないし、ただ人生が逆境というだけだ。もういっそのこと最終的に全裸になっていいから希望の船エスポワールでじゃんけん大会をしたい。鉄骨渡りはしたくないが利根川とEカードで勝負がしたい。地下労働はしたくないが班長とチンチロ勝負がしたい。そんな少ない可能性でいいからこんなクソ...ではなくションベンみたいな日常を打破したい。ギャンブルは二度としないがそんな人生一発逆転を求めている...まあ無理だが。あぁ...もう眠くなってきたぜパトラッシュ..明日仕事行くか行かないかは明日の自分に任せよう...。