俺の仕事先でのあだ名が「3号」だった。

最初は何のことを言っているのか分からなかったが、どうやらそれが私が裏でつけられたあだ名のようだった。

私は不動産屋の事務仕事をしているのだが、その事務作業員として雇われた”3人目”のことで、「ポンコツ3号」として見られているみたいだ。

ガンダム試作3号機ってことか!?と思ったが全然そんなことは無かった。

ちなみに以前雇われていた"2号"の人は今の上司たちにいじめられて退職したらしい。

それで私がその机に今座っている訳だが、同情を覚える。

話を聞く分には超遠方にまでチラシ配りとか、飛び込み営業的なことをやらされていたようだ。

1日の中でだいたい3回はその2号さんの悪口で上司たちが談笑ている。

恐らく私がそこにいない時は私の悪口とセットで談笑しているのだろう。

たまに自分のデスクを整理していると、その2号さんの私物や痕跡を見て神妙な面持ちになる。

ここで働くのを辞めたら2号さんと同じになってしまうので、彼の無念を晴らすためにもう少し頑張ってみる。